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acceptanceパンよ ありがとう

昨日はアートのじかんでした。

アトリエ ばんびーにさん主催のWSへ。
久しぶりにはじめましての方たちと出会いワークを受ける機会。
と言っても少人数のWSです。

今は大きな規模というよりもより個人、プライベートなこういう機会を求めているみたいです。

主催者であるふうちゃんは3月に個人セッションを受けさせてもらって
以前ブログにも紹介しましたが
素敵な場づくりをしてもらい、最高にお気に入りのドリームマップをつくることが出来て
いまも私の部屋でいきいきと存在してくれています。
http://kiitos123.exblog.jp/17578990/
http://kiitos123.exblog.jp/17583442/
http://kiitos123.exblog.jp/18081755/
彼女の惜しみなく与えてくれる愛と大きな器で見守ってくれる安心感が何とも言えずやすらぎを与えてくれて。
私にとっても貴重な存在感です。
とても丁寧に扱われているのがわかる最高の画材たちを提供してくれるそのスペースがまた最高で。
そんな彼女が開いているWSにずっと参加出来るタイミングを待っていました。

やっとその時が来たので
この機会に出逢うみんなとの一期一会のじかんを大切にしたいなぁと
朝、その日集まる方たちをイメージしてシンプルな型抜きクッキーをこしらえてみました。

みんなどんな形が好きかしら?
型抜きクッキーははじめに伸ばしてつくった生地で型抜きしたまんまが一番美味しい。
一度くり抜いて寄せ集めたものたちよりも。さっくり感が大事だから。

規定の型での型抜きもおもしろいけれど、抜いた後の形たちもまた面白い。
アートなメンバーがそろうのだから、そのまんま、では形を活かして焼いちゃおう!
その方が食感も美味しいからちょうどよい!と思いついて。
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お皿においたら、まぁさらに可愛い。楽しい♪
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ポンポン思うままにくり抜く。
みんな違ういろんな形。
同じ生地だけど、それぞれの形のちがいが個性的で味があっていい。
何よりも楽しい。あ~こういうのやっぱり大好き。

小さい頃によくつくったクッキーづくりときっとリンクしているんだろうなぁ。
好きな型でぬいたり、自分で創作して粘土のようにつくってみたり、
楽しい思い出が蘇る。

今回のWSのテーマは
「なりたいカタチ、なりたいワタシ」

きっと参加をすると決めた時からこのテーマが頭に自然に入り、
自分に問いかけが始まっていたのでしょう。
だからクッキーを用意するのにも、どんな形が自分は好みなのか?みんなはどうかな?

私らしい色や形ってどんなだろう?と日常の中で答えを自然と探している感じで
始まっていました。

今回のWSでは
北軽井沢でWSした時に出逢ったというある神社のご神木になっている「もみの木」
そのかけらもつかった粘土を中心としたワークだという。

もみの木はクリスマスツリーとして知られているけれど、
冬でも青々と繁り、内に瑞々しさをたたえ枯れないことから
強い生命力の象徴とされているそうです。
20メートル以上の木からしか実らないもみぼっくりというものも今回初めてその存在も知り、
可愛らしいフォルムにくぎ付けです。
そのもみぼっくるから芽が出たのがこちら。
こけ玉の姿が可愛いこと。
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自然の生き物の命、場所とこうしてつながる。
この生き物たちを通してそういう機会をつくるのは主催者である彼女らしい。
自然の生き物をこよなく愛する彼女らしさ満載のワークでした。

まず直感でカードをひいて。
そしたら私はacceptanceでした。

「受容」
そのカードには
天使がウエルカムと書かれたドアの前にいる絵が添えてあって。

あ~またしてもそのまんまの自分を信じて歩むが良いと言う感じで
そのことを受け入れましょう。
大丈夫。自分を信じて新しい扉を開けて歩みなさいという感じがしました。

今度は木の粘土をひたすらこねて木の香り、質感を感じながら・・・
粘土を自分になじませて
後は手の赴くままにひたすら目を閉じて
自分と粘土と一体化しながらの瞑想タイム。
中にはもみぼっくるの種?を一つ入れて。
命を宿してスタート。

意識ではきっとこんなものをつくるのかなぁと思っていたのもがありましたが、
無意識で気づいたら途中で眠っているような感覚もあり(笑)
目を開けてご対面したのは
まんまるの何だかパン、ブールのような形のもの。中に入れたもみぼっくるの種は表面に見える形でおさまりました。

表面はちょっとひびが入ってまさにそんな感じ。素朴さを出していて。
表面はまんまるで見えても裏を返すとベーグルやドーナッツのような穴が空いていて。
その形がまた可愛くて美味しそうで。
なんとも自分らしい物が出来たなぁと笑ってしまいました。

この形になるまでのプロセスでは引きちぎったりいろいろしたんだけど、
どんな形にされようとも、嫌な顔ひとつせず、何でも受け入れてくれて。

水がいろんな形に変化するのと同じでこの粘土も
どうあろうともされるがままにそこにいてくれました。

なんともその姿に器の大きさを感じ、頼りがいがあるなぁと私は感じていました。
そうしているうちに今まで親しい人たちが私にかけてくれた言葉が思い出され、
客観的に自分をみて
あ~きっとこんな風に感じて、言ってくれた言葉だったんだろうなぁ。ありがたいなぁと
本当の意味でその言葉の意味を受け入れることが出来た瞬間でした。
もぐもぐと味わっている瞬間でした。

それからこの出来上がった作品に名前をつけ
粘土になりきって
どんな言葉が出てくるかを書き出しました。

私は左手でグーにして鉛筆をにぎりしめて書きました。

「私の名前はあくせぷたんす☆ぱんです。

どんなこともそのまんま受け入れます。

どんな形でもどんな色でもいいよ。

丸ごとまるっと飲みこんで、もぐもぐしちゃうからさ。 こう見えてもなかなかやるんだよ。

けっこうパワフルに働くのさ。表の見かけもありだけど、裏側も、中心もなかなかなんだから。

かめばかむほど、美味しいよ。味わい深いのだ。

見た目だけじゃわからない味わい深さ知っているのだ。

味わい深い人大好き。そんじょそこらの器じゃないんだから。

まぁみてなおもしろいから。

食べてごらん。

みてごらん。

味わってごらん。

た~んとお食べなさいな。」

絵本の中にでてくるような言葉たちがそこにはありました。
そして口調は
なんだか元気でユニークで頼もしい性別不明の子どものようでした。
どちらかというと男の子っぽいかな?

自由でのびやかで恐れのないその姿。
なんでもござれでもぐもぐ食べちゃって自分であり続けるその姿に包まれて
私はわたしのまんまであることをより認めていこうと思え、安心感に包まれたのでした。

その後はこの子に合う背景を絵で描いたのですが
どうやらその紙の中でどんどん変容して行く様は見届けたので
それを後に形として残すことは必要としてないようでした。
この板の上でそのまんまで完璧だったのです。
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背景として描いた絵の中に残された世界の色がパステルとしてあったのですが
粘土も一体化してなでつけていたので、結果として表面は緑色に染まりました。
ちょっと青カビみたい~(笑)

そうして出来上がったものをペアになってシェアしたり。

最後にもみんなの中でシェアして会は終了。

最後に出逢えたみんなにプレゼントで
クッキーを。

自分の気にいったものを見つけてもらい
いっせいのせっ! で指を指して。

同じものが重なったらじゃんけんねぇ~というルールを決めて
私ももちろん参加してみんなでゲームのようにして選んでもらいました。
一枚の生地をみんなでわかち愛たかったのです。
形は違うけれど、もとはみんな同じ生地のクッキーを。

そんな時間がなんだかとっても楽しくって嬉しくって
みんなの笑顔が最高のプレゼントでした。

出来上がった我が相棒パンもしっかり共にお家に帰ってきて
部屋の中で少しずつなじんできています。
今朝は光を浴びて気持ちよさそうでした。(笑)
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乾いた頃にアクリル絵具で塗ってあげようかなぁ。

こうしてご縁のあるか方たちと共にいながら
自分との会話も出来て

アートで自分とつながる時間で
私の中のいろんなものがまたほどけて
ふんわりとした気持ちで帰ってきたのでした。

心地よいじかんと空間をありがとう。

また自分の中心にしっかりつながり
よし!と整ったじかんとなりました。
by tomomoon27 | 2012-09-03 22:41 | 嬉しかったこと・ありがとう
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